不幸にも突然、大切なご家族を交通事故で亡くされ、深い悲しみの中、気持ちを整理することは大変難しいと思います。
ところが、このように事故後間もない状況でも、加害者が加入する任意保険会社は、事故の賠償についての話し合いを求めてきます。
本来、死亡事故の被害に遭われたご遺族は、正当な慰謝料等の損害賠償を受けることができます。
しかし、保険会社は交通事故に精通した交渉のプロであるので、独自の基準による金額を提示し、示談を迫る場合もあります。
精神的に大きな負担を抱えながら、保険会社とのやり取りや交渉をすることに耐えかねて、不当な損害賠償に応じてしまうケースも少なくありません。
弁護士に依頼すると、代理で保険会社と交渉を行うので、精神的な負担が軽減され、死亡慰謝料や死亡逸失利益などの損害賠償金を大幅に増額できることができます。
当事務所は、交通事故の中でも死亡事故に特化して対応しています。豊富な知識と経験を活かして、相手方の保険会社と交渉し、適正な損害賠償額を得られるようサポートいたします。
死亡事故から解決までの流れ
交通事故で亡くなると「死亡診断書」が作成され、死亡から7日以内に、死亡届を死亡診断書とともに提出します。
相続は被害者が死亡したときから開始されるため、相続人の調査も行い、警察から刑事記録を取り寄せます。
損害賠償金は、相続人が保険会社に請求します。弁護士に依頼した場合は、裁判基準に基づく損害賠償額で保険会社と交渉を行い、それによって賠償金を増額できる可能性が高まります。
示談が成立しなかった場合は訴訟を提起します。裁判中に和解が成立した場合は、裁判も損害賠償請求の手続きも終了となり、和解が成立しなければ、判決で認められた損害賠償金が保険会社から支払われます。判決に不服がある場合は、控訴することができます。
死亡事故における弁護士の役割
死亡事故は損害賠償額が高額になるため、弁護士に依頼することをおすすめいたします。裁判で獲得した金額が、保険会社から提示された額より、数千万円も増額されるケースもあります。
死亡事故の場合、損害賠償を請求するためには、戸籍謄本などの収集や、他の相続人の同意を取り付けなければなりません。弁護士に依頼することで、煩雑な手続きをすべて代理で行うので、ご遺族の方にとっては労力も時間も軽減できます。
また、ご遺族の方は仕事や家事をしながら、保険会社とも交渉をしなければならず、時間的・精神的に大きな負担となります。弁護士は、それらの負担も軽減することができます。
死亡事故における弁護士の役割は大変重要ですので、できるだけ早い段階で弁護士にご相談ください。当事務所では、ご遺族の方の悲しみに寄り添い、弁護士として果たすべき役割を最大限に全うしたいと考えます。